先日、kuman製5インチモニターを購入したので、RPiをデジタルフォトフレームとして使ってみたいと思います。
環境:
Raspberry Pi 3 Model B+
OS:Raspbian 10.3 (buster)
1.fehとxscreensaverのインストール
$ sudo apt install feh
$ sudo apt install xscreensaver
※fehはコマンドで操作できる画像ビューア
2.Raspberry Pi 3B+ スリープモードの解除
方法は3通りあるが、①が簡単そう。
①スタートメニュー → 設定 → スクリーンセーバー を選択
モード(M):セーバーを無効にする(D)を選択する。
(xscreensaverをインストールするとスクリーンセーバーを選択可能)
②スクリーンセーバーの無効化
$ sudo nano /etc/lxsession/LXDE/autoatart
---/etc/lxsession/LXDE/autoatart---
@lxpanel --profile LXDE
@pcmanfm --desktop --profile LXDE
@xscreensaver -no-splash
@xset s off (※追記)
@xset s noblank (※追記)
@xset -dpms (※追記)
-----------------------------------------
③
$ sudo nano /etc/lightdm/lightdm.conf
文末に以下の2行を追記する。
---/etc/lightdm/lightdm.conf---
[SeatDefaults]
xserver-command=X -s 0 -dpms
------------------------------------
再起動する。
3.スライドショーを起動する
最初に表示させたい画像をフォルダ(例 /home/pi/Pictures)にまとめます。
$ feh -Y -x -q -D 10 -R 43200 -F -Z -r /home/pi/Pictures/
4.スクリプト化
デスクトップ上にstart_slideshow.sh(名前は適当)というスクリプトファイルを作成。
中身は以下
---/home/pi/Desktop/start_slideshow.sh---
#!/bin/bash
startx
feh -Y -x -q -D 60 -R 43200 -F -Z -r /home/pi/Pictures/
-------------------------------------------------
ダブルクリックして、実行を選択すれば、スライドショーが実行され、デジタルフォトフレームとして使用可能。
番外編.fehのオプション説明
-Y, --hide-pointer
ポインタを非表示にします(スライドショーに役立ちます)。
-x, --borderless
フチなしウィンドウを作成します。
-q, --quiet
失敗したロードの致命的でないエラーを報告しません。冗長モードと静止モードは相互に排他的ではありません。最初のモードは情報メッセージを制御し、2番目のモードはエラーのみを制御します。
-D, --slideshow-delay float スライドショーモードの場合、スライドが自動的に切り替わるまでfloat秒待機します。
-R, --reload int int秒後にファイルリストと現在の画像を再読み込みします。HTTP Webカメラまたは頻繁に変更されるディレクトリの表示に役立ちます。(ファイルリストのリロードはまだ実験的であることに注意してください。)ゼロに設定すると、あらゆる種類の自動再読み込みが無効になります。 画像が削除されると、fehは次の画像を表示するか、終了します。 ただし、画像がまだ存在していてもロードできない場合、fehは引き続きロードを試みます。このオプションを設定すると、inotifyベースの自動再読み込みが無効になります。
-F, --fullscreen ウィンドウを全画面表示にします。このモードでは、大きな画像は常に画面に合わせて縮小され、-zoom zoomは小さな画像にのみ影響し、画面サイズに合わせて必要以上に拡大することはありません。唯一の例外は100倍のズームです。この場合、画像は常に100%ズームで表示されます。 --thumbnailsと組み合わせると、このオプションはサムネイルの概要から開いた画像にのみ影響します。サムネイルリスト自体は引き続きウィンドウ表示されます。
-Z, --auto-zoom
フルスクリーン/固定ジオメトリモードで画像を画面サイズにズームします。
-r, --recursive
コマンドライン引数内のディレクトリを再帰的にそれらのディレクトリのコンテンツに展開し、最下位レベルまで下げます。
-z, --randomize スライドショーで複数のファイルを表示する場合は、表示する前にファイルリストをランダム化してください。リストは、スライドショーが循環する(つまり、最後の画像から最初の画像に移行する)たびに再ランダム化されます。
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