64bitOSで使用できるフリーのRAMDISKが少なく、あまり選択肢がなかったので、とりあえずこれ『Dataram RAMDisk』を使用してみることにした。
ラムディスクとは、メインメモリ上に仮想的にドライブを作成して、ハードディスクの用に使えるようにするソフトのこと。
ハードディスクに比べ、アクセス速度が圧倒的に早いため、データの読み書きの高速化が期待できる。
ただし、メインメモリは通電されていないとデータが消えてしまうため、通常のハードディスクとして使うことはできず、主にキャッシュなどの保存領域として使用することが望ましい。
使用方法は、
①上記のリンクからフリー版をダウンロードして、インストール。
②RAMDisk Configuration Utillity を開く。
③SettingタブのDiskSizeに作りたいラムディスクの容量を入れる(最大4092MB)
WindowsXP以降のOSを使用していれば、ファイルシステムはNTFSでリストにないので、「Unformatted」を選択し、「Windows boot sector」を選択する。
上記の設定が終われば、「Start RAMDisk」を押す。
ちなみに私は500MBで作成しています。
④3番までで一応RAMディスクは作成された。次は、「Load and Save」のタブ
「Load Disk Image at Startup」にチェックを入れる。これでスタートアップ時にRamディスクを読み込んでくれるようになる。
「Filename」にはイメージを保存したい場所を
「Save Image Settings」は、最初は一度チェックを入れて「Save Disk Image Now」を押す。
その後、OSの管理ツールでNTFSにフォーマットしてエクスプローラなどで開けることを確認したら、再度保存する。
⑤「Save Disk Image on Shutdown」は、シャットダウン時にRAMディスク内のデータをハードディスクなどに保存するかを確認しているので、もしこのRAMディスクをキャッシュなどの一時保存にしか使わない場合には、チェックを入れなくてもよい。
⑥最後に設定を保存して「Ctrl+S」終了。
一応簡単にだがベンチを取ってみた。使用したのはクリスタルディスクマーク3.0
上の画像が今回RAMディスクで作成したもので、下がSSDのベンチ結果。
見ればわかるとおり、RAMディスクはSSDと比べても数十倍の速さでファイルにアクセス可能なので、キャッシュや作業領域にはもってこいのソフトといえる。
メインメモリに空きがあれば使ってみる価値はある。
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